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自分の備忘録ぐらいに適当に。 ネットワークと宇宙開発と天文とそれと自転車を徒然と。
今まで数度川口教授の講演会に行っているのですが、毎度ぶっちゃげトークが繰り広げられる ロケットまつり にゲストで話されるというのですからこれはもう期待大です。

とりあえずざっくりと。
・ロケット打ち上げの目的と理学と工学の関係(昔は理学の人も工学のレベルにあわせてテーマを決めていた)
・ロケットにもそもそも目的があって作られていてそれを逸脱するとえらい苦労をすることになる(500kgの あかつき を打ち上げるのに数100kgのカウンターウェイトを搭載しないと振動要件をクリアできない)
・M-Vは本当にチューンされていて載せる衛星の重さに応じて固体燃料の削りだしなんかもしていた(3段目の加速は7km/秒)
・日本の通信系技術(特に惑星間では顕著に)は50年遅れている。ローノイズアンプなんてもう。。。アメリカだったらはやぶさの取れどマーク?のアンテナも平面10cm程度にできたはず。
・衛星内の温度設計がぜんぜん遅れている。そのため発生させた熱を廃熱しないといけないなど効率がすごく悪い。
・レーザーレンジファインダは文字道理”温存 ”されていた。けどその甲斐あってしっかり性能を発揮してくれた。
・はやぶさ から得られた教訓はものすごくある。それはなかなかいえないものも含まれる。
・イカロス誕生秘話(運はその場にいなければ掴めなかった)
・川口教授がイカロスを作ればもっと軽く作れる(カウンターウェイト代わりだから重くてもいいんだけど)
・イカロスは新人教育にはちょっとイマイチだった(衛星で作る上で非常に重要な”如何に必要な強度を保ちつつ軽くするか?”ということをしないで済んでしまっているから)

そしてM-3SII8号機とDASHの失敗から得たもの(トラウマにもなったが失敗したことで「どこまでやりきる必要があるのか、どこまでやれば失敗しないか」ということがわかった)とそれを次世代へ伝える難しさ
この点は「夢を打ち上げる人びと~密着・ロケット発射100日間~」の三菱重工 前村さんが言っていることとダブります


それとちょっと話の論点がずれますが、元"みかかデータ"にいて今"みいそ"にいる某氏の講演に行った時に「はやぶさが帰ってこれたのはいろいろ言われているが一番は通信がどんなときにも確保できたていたことが一番の功績だ」って言っていたんですよね。まー、確かにそうではあるところはわかりますが、今回の話を聞いて「確かにそういう側面があるけどそもそも改善の余地が大有りのところをあんまり強調するというのもちょっと内情をわかっている人からするとお笑い種だな」なんて思ってしまったりしました。
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【2010/11/29 03:09】 | 宇宙開発
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