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自分の備忘録ぐらいに適当に。 ネットワークと宇宙開発と天文とそれと自転車を徒然と。
このブログを開設するにあたって川口教授の「高い塔を建ててみなければ~」という話をしましたが、技術者としてそれと匹敵するぐらいの 至言 のご紹介。

それは NEC 航空宇宙システム の 白川さん の言葉です。
その言葉が書いてあるのは以下のページです。

はやぶさ 帰還 特設ページ
http://hayabusa.jaxa.jp/index.html
関係者からのメッセージ
どうやって地球に帰ろうか...(前編)
http://hayabusa.jaxa.jp/message/message_028.html
どうやって地球に帰ろうか...(後編)
http://hayabusa.jaxa.jp/message/message_029.html

特に後編の以下の箇所が最近うちの会社の人たちに足りないことだな~と思っています。
※それをきちんと教える環境が会社側にないことが問題でもあるのですが。



---- 問題解決の舞台裏 ----

「はやぶさ」の救出運用を通して、
o 物理現象に対する原理的な/素朴な理解(理論や法則の前提や適用限界に注意を払う)
o 先入観に囚われずに、丁寧にデータを拾うこと

といった事柄の大切さを改めて教わりました。また、実際に問題を解決する場面では、JSPECの研究者の方に解析をお願いしたり、社内の知恵袋の方に助言を求める場面も少なからずありました。「はやぶさ」が最終軌道修正のフェーズまで辿り着くことができたのは、宇宙研が継続してきた宇宙開発の歴史や、衛星メーカーとして社内に蓄積された経験の後押しがあってのことです。それに加えて、個人の経験(場数)の豊富さも見逃せないファクターであることも事実でしょう。
今から20~30年前に、組織としても個人としても初めての事ばかり、という環境の中で、自分の手を動かして様々な手法について比較検討し、丁寧に概念設計の段階から運用ソフトを開発してきた経験が、救出運用に繋がっている。
そこにこめられた「はやぶさ」からのメッセージは、開発効率や新規性ばかりにとらわれていると、研究者や技術者の底力は育たないよ。
ということかもしれません。




川口教授の「高い塔を建ててみなければ~」というのとは表面上は逆のことを言っているように見えるかもしれませんが、川口教授も別に基礎・基本をすっ飛ばして新しいことをし続けないといけないと言っている訳ではなく、チャレンジし続けないと新しい技術が開拓できないし人の育成の機会もないということで、そもそも過去・現在の蓄積を身につけ生かした上での話のはずです。



ちなみに開設するに当たって記事はこちら
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【2011/01/23 01:11】 | 宇宙開発
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