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自分の備忘録ぐらいに適当に。 ネットワークと宇宙開発と天文とそれと自転車を徒然と。
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「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言 についての元記事は こちら

読むたびに何かしら気づかされることがあるのでなんだかんだで3,4巡ぐらい読んだと思います。
以前の二冊は はやぶさプロジェクト を知るという意味では分かり易い本ではあったと思いますが
この本は
自分の今後のあり方に影響がある本だった
と思います。
できれば 7,8年前にこの本に出会いたかったです。
(もし大学時代に出会えたらまた違った道を歩んでいた気もしますが)

そんな影響を受けた本ではあるのですが、3,4巡も読んでいると ちょっと捻くれたことふと 思ったりしてくるわけで。
それは言い方が悪いですが、
”実績が本の内容を物語っているとは言え、本当にプロジェクトにメンバー達に書いてあることを実践し、そして書いてあることが伝わっていたのか?”
ということです。

ロケットまつり常連の人、昔っから宇宙開発に深く興味を持っていた方、中の方などはあえて書くまでもない事なのかも知れません。
ただ私はそこまで古くから宇宙開発に深く興味を持っていたわけではないので、直近にはやぶさ関係のセミナーなどでメンバーの方々がお話しされていた川口教授に対する印象などを少ないながら書いておこうかと思います。
※一応、中の人系は名前はぼやかしておきます。が、見る人が見ると速攻わかると思いますが。

・ある准教授
「川口教授に何かについてできないというとできないことを証明しろといわれてしまう。それはもう悪魔の証明をしろということでしょう。。。」


・あるメーカーの方
「川口教授はPMという立場で本来はあまり実務はやらない立場だと思うけど自分自身で軌道計算とかしてしまうし、本当に細かいところまで<知っていて下手するとメーカーよりも知っていることがある。そのため川口教授の要望に応えていくのが大変だった。
先にも言ったが、本来は実務はしなくていい立場の人だけど心配になって自分で計算とかして確認してほしいことを帰る間際とか言われ「明日までにやっておいて」といわれることが何度かあった。

・あるお兄さん
上司(川口教授、國中教授)への圧倒的な信頼があった
この二人は絶対に優先順位を間違えなかった。
でも大変だったんです。金曜日の夜に会議に呼ばれて話し合いをして「じゃ、今週中にデータをくれ」って。それって土日しかないじゃん。orz
でもそれは我々を信用し、我々なら答えられるという強固な信頼関係ができていたから。
苦しい局面があったけど上司が絶対あきらめないし、絶対間違えないので安心して仕事ができた。」

・松浦さん
「M-3SII 8号機(川口教授はロケットと衛星のインタフェースを担当)の失敗について宇宙研報告書を川口教授が書かれています。こんな分厚い(10cm以上?)のを。あとでOBのどなたかから聞きましたが「あれが宇宙研の良心だ」と言わしめていた。」

本に書いてあること全てについて言及があったことを集められていませんが、少ないながらもこういった周りの人の声を聞くと
実際に川口教授と関わったことが無くても書いてあることが本当のこととして実感を持て、
よりこの本の書いてあることのそれぞれの言葉の重さが増した気がしました。


そういう意味で川口教授だけでなく他の関係者の講演に行っててよかったと思います。
できれば吉川准教授やNECの萩野PMの話も聞きに行きたいのですが、なかなか都合がつかないです。。。
國中教授の講演はやっと行けそうな感じですが。。

またメンバーからの話と言うことではないですが、川口教授がロケットまつりで話されていたことのエッセンスはほとんど本に書いてありますが、それでもその場で話しているときににじみ出る雰囲気を知っているとまたその重さが違って感じます。
※入っていないのはイカロス誕生の秘話ですかね?

”日本を復活させる24の提言”というサブタイトルは、何か経済政策的なことを書いているわけでもないので人によっては大げさに感じるかも知れません。
ただ
短期的なことではなく長期的なもっと根本的な個々人のマインドを変えていくという意味ではその名に恥じない内容
だったのではないでしょうか。


追記。

拍手を頂いたついでに「糸川教授と富士精密のやり取りを髣髴させますね」といったコメントも頂きました。
※拍手のコメントは非公開なのでお名前は伏せさせて頂きました。

そうなんですよね。 本の中にもある宇宙研の 「糸川文化」 の一端なのかも知れませんね。
川口教授とあるメーカーの方 との関係は特に 糸川教授垣見さん の関係に似ていると思っています。
某公共放送の番組のコメントを聞いて尚更そう思いました。

とあるお兄さん國中教授 はまさに 親方徒弟制 故かも知れませんね。
広報という点では的川先生とか寺薗さんが親方に当たるんでしょうか??

って、もうバレバレですよね。。。>あるお兄さん

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【2011/02/21 01:18】 | 宇宙開発
|


ゆげ1号
個人的には、前の本はちょっと喰い足らなかったのですが、こっちは面白そうですな。

それにしても、今回の記事はすごいね。
あれだけ講演会やイベントに足を運んで、ちゃんと話を聴いてきてるからこそ、か。


見方の違い
ねっとわーかー
ちょっと宇宙開発故のところもあるかな?というところも少しあったりしますが、それがあっても気づかされることが本当に多かったです。

一応、今度の出版記念の講演会にも行こうと思っています。トラブルとか無ければ。。。

ちなみに先日あった知り合いが
「どうも全般的にいいこと言っているとは思うけどなんかしっくりこない」
と言っていました。
よくよく聞いてみると
”往生際を悪くしよう”
と言っているのに
”プロジェクト管理は妥協のかたまり”
と言ってみたりと。
まー、こまかくポイントだけかいつまめばそうなるかも知れませんが、結局のところやっぱり
”目的と手段を取り違えるな、本質を見極めろ”
と言うことなんですよね。
手段の完璧さを求めて目的を失してはいけないし、安易に目的をあきらめては掴める成果も(運も)掴めない。そういうことなんではないでしょうか。

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コメント
この記事へのコメント
個人的には、前の本はちょっと喰い足らなかったのですが、こっちは面白そうですな。

それにしても、今回の記事はすごいね。
あれだけ講演会やイベントに足を運んで、ちゃんと話を聴いてきてるからこそ、か。
2011/02/22(Tue) 00:58 | URL  | ゆげ1号 #L1Ra0jhQ[ 編集]
見方の違い
ちょっと宇宙開発故のところもあるかな?というところも少しあったりしますが、それがあっても気づかされることが本当に多かったです。

一応、今度の出版記念の講演会にも行こうと思っています。トラブルとか無ければ。。。

ちなみに先日あった知り合いが
「どうも全般的にいいこと言っているとは思うけどなんかしっくりこない」
と言っていました。
よくよく聞いてみると
”往生際を悪くしよう”
と言っているのに
”プロジェクト管理は妥協のかたまり”
と言ってみたりと。
まー、こまかくポイントだけかいつまめばそうなるかも知れませんが、結局のところやっぱり
”目的と手段を取り違えるな、本質を見極めろ”
と言うことなんですよね。
手段の完璧さを求めて目的を失してはいけないし、安易に目的をあきらめては掴める成果も(運も)掴めない。そういうことなんではないでしょうか。
2011/02/23(Wed) 23:39 | URL  | ねっとわーかー #195Lvy4Y[ 編集]
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